最後に、金融に関する消費者教育の目的を念のため整理しておきたい。これまで述べてきたように、日本版ビッグバンという大きな潮流が私たちの日常生活にいや応なくさまざまな影響を与えている。そして、その影響度は日増しに強まっている。日本版ビッグバンのスタート以前であれば「悪質商法に引っかからないように気をつける」「金融資産の運用は安全・確実を旨とする」といったポリシーで、自己の経済生活を守ろうとすることが、どちらかといえば一般的であったように思われる。
もちろん、そうしたポリシーは現在も有効であるが、目前に広がったチャンスとリスクを十分に理解し、それと対等に向き合うことができれば、さらなる生活の豊かさを実現させることも可能である。そのような個人の金融資産選択行動を支援する法制面の整備は、わが国の場合、英米など金融先進国と比較すればなお不十分と言わざるを得ないが、すでに「采は投げられ、還らざる河」といった状況になっていることを十分認識すべきである。
貸金業者に関する消費者教育の重要性
zクレジットカードの現金化
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